サロン安全対策のヒント
このガイドラインは、サロンが質の高い、安全で快適な体験を提供しているかどうかを判断するためのものです。
ネイル技術者とサロンのライセンス:
- ネイル技術者とサロンが認可を受けているか確認しましょう。ほとんどの州では、ライセンスの掲示が求められます。
- マニキュア施術の前に、顧客とのカウンセリングを行うことをおすすめします。
衛生管理:
- ネイル技術者に道具の消毒方法を尋ねることを恐れないでください。
- マニキュアテーブルは認可された消毒剤で拭き取り、テーブルクロスはお客様ごとに交換します。
- 道具はEPA(米国環境保護庁)承認の消毒剤で、少なくとも3〜10分間消毒する必要があります。アルコールや漂白剤、UV消毒器、滅菌器は消毒効果が不十分です。
- バーバサイド水に浸したコットンの入ったガラスは使用不可です。バーバサイドが肌に直接触れるとアレルギー反応を引き起こすことがあります。
- ネイル技術者は、施術前に手を消毒し、その後にお客様の手も消毒します。
マニキュアとペディキュアのサービス:
- 顧客が爪の病気(真菌、皮膚疾患など)を抱えている場合、マニキュアやペディキュアはおすすめしません。
- キューティクルを切ることは、角質の増加や細菌感染のリスクを高めます。ただし、余分な皮膚やささくれは処理しても問題ありません。
- ペディキュアの前に24時間以内に脚を剃らないようにしましょう。
- 足湯(ペディキュア用の足浴)を使う前に、前の使用者の後にその足浴を消毒してもらいましょう。
- クレドブレードを使うと角質が増えやすくなります。足を乾かした後、すぐに軽石やフットファイルを使いましょう。ほとんどの軽石は消毒できないため、個人用として使用します。足のローションを塗って、靴下を履くと肌がしっとり保たれます。
アクリルネイル:
- アクリルネイルは、適切に訓練を受けた技術者が施術すれば安全です。教育を受けた技術者は爪を傷めることなく美しく仕上げますが、訓練不足の技術者は爪を傷める可能性があります。
- 電動ドリルを使って自然な爪を削らないようにしましょう。手動ファイルが推奨されます。電動ドリルはアクリル塗布やフィル、バックフィルに使用されます。
- アクリルを取り外す際、引き剥がすのではなくアセトンで浸してから取り外す方法が推奨されます。
- MMA(メチルメタクリレート)は禁止されているアクリル液(モノマー)です。アセトンでアクリルが溶けない場合、それはMMAを使用している可能性があります。MMAの価格は認可されたモノマーより75%安いので、購入時には注意が必要です。
アクリル施術後の身体反応:
- 施術後に指が焼ける、かゆい、痛いなどの症状が出た場合、それはMMAによる反応かもしれません。
- モノマー液が肌に触れないようにしましょう。
- 平らで筋のある爪や不均等な爪の方には、プラスチック製のネイルチップはおすすめできません。スカルプチャーネイルが推奨されます。
ジェルネイル:
- ジェルは無臭のアクリルで、UVまたはLEDランプで硬化します。ジェルには2種類あり、取り外し可能なものと取り外し不可能なものがあります。アクリルは通常臭いがありますが、自然に乾きます。最近では無臭のアクリルモノマー(液体)も登場しています。
化学アレルギー:
- 接着剤や化学物質にアレルギーがあるか心配な場合は、施術前にパッチテストを依頼し、数日後に反応がないことを確認してから施術を進めてもらいましょう。アレルギー反応については、サロンでは責任を負いませんので、事前に確認することをお勧めします。